折り紙ペンギンプロジェクト
「平和への願いをペンギンに託して」
ペンギンアート展実行委員会  

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趣旨

 21世紀に入ってからまだわずか1年半ほどしか経過していませんが、21世紀を迎える前、今まで我々が描いてきた21世紀のイメージは明るく楽しい世界でした。しかし現実には、経済問題や人口問題、食糧問題、エネルギー問題などの様々な問題が20世紀からの「宿題」として残されています。これらの「宿題」の中で、年々進行している地球環境の破壊が最も重要な問題であると言っても過言ではない でしょう。環境破壊のため様々な動植物がその生息域を脅かされており、我らがペ ンギンも海洋汚染や地球温暖化などの影響が懸念されています。自然環境との共存の必要性が叫ばれている今日、「人間とペンギンとの共存」を考える時期に来ているのだと思います。
 一方、2001年9月に発生した米国同時多発テロ事件以降、アフガニスタン、インド とパキスタン、パレスチナなど、世界各地での紛争が激しくなっています。ここで も「戦争の世紀」と呼んでも過言ではない20世紀の「負の遺産」が大きく影を落 としています。こんな"今"だからこそ、「人間とペンギンとの共存」だけでなく、 「人間同士の共存」すなわち「平和」について、改めて考えなくてはならない状況 にあると思います。
 ペンギンアート展では、ペンギンを題材にした手作りの作品を通して、「人とペンギンとのつながり」を皆さんに伝え、新たな「人と人とのつながり」生み出すこ とを心がけてきました。今回はさらに「人間とペンギンとの共存」と「人間同士の共存」の必要性を訴えたいと考えています。そこで、「人間とペンギンとの共存」 と「人間同士の共存」の願いを込めて、千羽のペンギンを折ることを計画しました。 皆さんに折っていただいた折り紙ペンギンは千羽鶴と同様の「千羽ペンギン」とし、 古くからペンギンとの関わりが深く、最後の被爆地として平和への誓いを掲げてい る長崎市の平和公園へ、8月9日の「ながさき平和の日」に捧げたいと考えており ます。

 つきましては、折り紙で作成したペンギンを募集いたします。以下の募集要項を よくお読みの上、是非ご参加いただきますようお願いいたします。

 

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